重機の動きと盛土速度を3Dで「見える化」、戸田建設が新システム

2016年12月22日 15時05分45 : 0
重機の動きと盛土速度を3Dで「見える化」、戸田建設が新システム
alanhgtx
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@alanhgtx

 戸田建設は、施工中の大規模な土地造成工事の現場において、「i-Construction」への対応に向けICTを活用した統合的な土工管理システムの構築を進めている。このほどその取り組みの一環として、ICT土工で得られるさまざまな3Dデータを組み合わせ、施工の「見える化」を図るシステムを開発した。

 開発したのは「重機稼働見える化システム」と「盛土速度の見える化システム」の2つ。重機稼働見える化システムは、3Dの地形モデル上で視覚的にブルドーザ、重ダンプ、バックホウなど重機の稼働状況を管理できるようにするもの。造成など土工事の現場では、施工箇所が広範囲にわたり、重機の台数も多くなるため、施工を効率的に進める上で、重機の稼働状況を適時に把握する必要がある。しかし、これまではこうした稼働状況をリアルタイムに確認する方法に苦慮していた。

 現場では切盛土工の出来形管理のため、3Dレーザースキャナを用いた地形の点群測量を定期的に実施し、3D地形モデルを作成している。重機稼働見える化システムは、この3D地形モデルを利用して、現場で稼働する重機の位置をリアルタイムに地形モデル上に表示・確認できるシステムだ。

 各重機の位置情報についてはGNSS受信機により3D位置情報を取得して、リアルタイムにクラウドサーバに送り、地形モデル上に表示する。重機の移動と共に、その軌跡も描かれるため、一目で現場内の重機の移動状況が分かる。リアルタイム重機稼働状況は、専用ソフトで現場事務所だけではなく、本社や支店などどこからでも確認が可能だ。同システムを用いることで、現場内における各重機の位置関係、移動距離および滞留時間が見える化され、効率的に重機の配置変更や追加・削減など重機の稼働を最適化し、施工が合理化できる。

盛土の管理を効率化

 盛土速度の見える化システムは盛土速度管理の問題点を解決するためのものだ。軟弱地盤上で盛土を急速に施工すると、盛土および基礎地盤のすべりや変形による崩壊のリスクが懸念される。その対策として緩速載荷工法が用いられ、あらかじめ定めた盛土速度を超えないように、1層の盛土完了後、所定の放置期間をとって次段階の盛土を開始する必要がある。今までは、この盛土速度に係わる管理データを現場職員が手入力で行っており、施工規模が大きくなるとその作業が煩雑化した。

 同システムは所定の盛土の放置期間が終了し、次段階盛土の施工が可能な範囲をグラフで示し、ICTの活用により自動で作成し見える化する。盛土の締固め管理に採用しているGNSS盛土転圧管理システムから得られる転圧機械の3D走行記録から、盛土の施工日、施工範囲、盛土厚の情報を取得する。

 そして、各管理ブロックの盛土速度を自動演算し、あらかじめ規定した設計盛土速度と比較して次段階盛土の可・不可を判断する。判断した結果は色別表示され、盛土が可能な管理ブロックと不可能な管理ブロックを見える化する。また、同システムは盛土の施工可能箇所を自動で判別して、適正な放置期間も見える化するため、施工ミスの回避が容易になり盛土の品質を確保できる。さらに、大規模な施工範囲の盛土データを現場職員が入力する手間が省けるため、施工管理の省力化・効率化が可能だ。

 戸田建設では今後、生産性の一層の向上を図るため、これらを含めたICTを活用する統合的な土工管理システムの構築を進め、土地造成工事など大規模土工事現場に活用していく予定だ。

参考、引用リンク
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161222-00000053-biz_it_sj-bus_all

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